自治労連第34回定期大会が開催されました。

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8月26日から28日まで、愛媛県松山市で自治労連第34回定期大会が開催されています。全国で展開されている運動の経験などを、3日間の熱い討論で伝え合う大会です。

神奈川県職労連からは、この4月に神奈川フィルハーモニー管弦楽団を解雇された布施木さんが発言を行いました。以下、引用します。

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神奈川フィルは約40年前、神奈川県唯一のプロオーケストラとして発足し活動してまいりました。今は公益法人として認可を受けるべく進んでいるところです。

発足当初給料は歩合制、すぐ給与制になりましたがそれでも約4万円。それでは音楽家として生活ができないということでユニオンを作り、協約の整備や賃金アップを勝ち取ってきました。

しかし、今の理事会、専務理事、事務局長になってから、赤字を理由に給与を引き下げてきました。ここ10年給与は下がる一方で、今では30%カット、夏冬の一時金は5年くらい出ていません。それでは生活ができないと十数人が集まって神奈川県職労連の公務一般労組に加入し、分会を作りました。

それまでは理事会の思い通りに大抵のことが決まっていました。そして分会ができてからは、分会員に対するパワハラなどを公然とやってきました。執行役員である私達を解雇するため就業規則等を公務一般に相談もなく、勝手に変更したり、不利益変更をしたりしてきました。

ルールを守らない理事会に対し、労働委員会のあっせんで団体交渉のルールを確立し、私ともう一人の楽団員が交渉メンバーとなりました。

そして、何の根拠ある説明もなく、私達2人が突然解雇されました。

発言

さらに、私達を解雇したとたん、給与を歩合制にすると言い出してきました。そのことによって半分以上の楽団員が今の給与の半分以下になります。また、出番をすべて楽団が管理するルールを勝手に作り実施することによって、90%の団員の給与が半分になることがわかってきました。

解雇に対しては、不当であるとして、現在裁判を進めています。8月21日に第2回審尋がありましたが、今後は労働委員会にも不当労働行為で訴えていきます。皆様の応援をお願いします。

関連リンク

「解雇理由は事実をねじ曲げた不当な評価」神奈フィルをよくする会結成総会(横浜市従HP)

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