県政散歩(1818号)


 新年を半月が過ぎました。今年は例年より寒波の到来が早く、寒い日が続いてます。ノロウイルスは流行の山を越えたようですが、換わってインフルエンザが急増。無理が祟ると体調を崩します。今年一年皆さんが健康で過ごせるように、県職労連も過重労働や職場の問題に取り組んでいきます。

 衆議院選挙が終わり、新しい内閣が発足しました。インフレターゲット2%、法人税引き下げ、大規模な公共投資などを掲げた「アベノミクス」が話題となり、為替や株価は変動していますが、物価だけ上昇し労働者の賃金上昇が伴わなければ生活は苦しくなるだけです。真の景気回復には労働者の賃金上昇が必要ですが、昨年度の都道府県別賃金は3年振りにマイナスの都道府県が上回り、関東圏はすべてマイナスとなっています。

 企業業績が回復すれば後は勝手に生活が改善されるというのは、小泉改革時を思い出してもあり得ない話です。加えて消費税の増税、復興増税、社会保障費の負担増など負担のみ増大する一方では、国民生活は大打撃を受けることになります。

 年明けとともに春闘の取り組みも本格化。民間労働者の賃金・労働条件水準は公務労働者の水準のベースとなります。民公の労働者の共闘で賃金、労働条件の改善をはかり、安心して暮らせる社会を「取り戻す」闘いが始まります。

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