「ブラックオーケストラ ~神奈川フィルの運営の健全化のために~」 頒布しています!

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結成総会2

作曲家 安藤久義 (推薦文)

 私は50年余にわたり音楽活動を続けてきたが、今まで神奈川フィルとは余り縁がなく、従って団員のコントラバス奏者・杉本正さんの存在も知らなかった。

 一年ほど前、杉本さんが神奈川フィルを解雇されたことを知らされ、同じ横浜に住む音楽家の端くれとして、働き盛りの演奏家が、なぜ解雇されたのかに関心を抱く様になった。

ブラックオーケストラ

 その後、実際に杉本さんの演奏に幾度か接する中で、杉本さんが一般的なオーケストラの奏者として力量不足とは思えず、解雇した楽団側の論拠が、音楽的に説得性のない抽象的な表現に終始していることも分かった。彼が解雇処分を受けたのは、ひとえに組合活動のリーダーとして、楽団理事会の意に添わぬ事が最大の解雇理由ではないのか?と云う疑念が湧いて来た。或る演奏会の帰途、小学生時代の杉本さんを良く知るという云う女性に声をかけられ、「彼は責任感が強いから」との言葉を聞き、その思いは一層強くなった。

 今回まとめられたこの冊子は「新かながわ」紙(週刊)に連載されたものだそうだが、我々部外者にも、神奈川フィルの黎明期から今日に至る歴史を俯瞰する事が出来、参考資料としても意味がある。

 そのような中から、30年も演奏を続けてきた二人のコントラバス奏者が(二人とも組合幹部)、なぜ、同時に突然(理事会にとっては計画的に)解雇処分を受けたのか?も透けて見えて来る。

 経済的に逼迫してくると、先ず切り捨てられるのが経済的弱者と文化である。文化を一定のレヴェルに維持するには、それ相当の資金を要するのも事実。しかし、人間はパンのみに依って生きる事の出来ないのも確かな事。オーケストラとは何か?を考える意味でも本書の一読をお勧めしたい。

◎1冊500円以上で頒布します。

サンプルページをご覧ください。

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