神奈フィル楽団の皆さんへ：分会長（只野晋作さん）の呼びかけ文
分会長の手紙（只野晋作さん（チェロ奏者）の呼びかけ文）
4月12日にコントラバスの杉本さんと布施木さんに突然解雇通知が送られてきました。労働法で定められた通知期間もなく、減給、休職などの段階もなく、突然に自宅に解雇通知を送りつけ、翌日から練習場へ入場することも拒まれるという異常な状態です。
添付された解雇理由書には、（１）演奏技術が著しく低い。（２）態度が極めて悪い。（３）事情聴取等呼び出しに応じない。（４）黒木氏にダメージを与え、楽団に多大な損失を与えた（杉本さんの場合）、沖縄公演で時と場所をわきまえない発言で文化庁との間に信用問題を引き起こした（布施木さんの場合）と４項目が記されていました。いずれも具体性に欠け、あきらかな事実誤認も含まれています。
①演奏技術を公正に審査する機関はどこにあるのでしょうか。②解雇に至るほどの態度の悪さとは何が基準となっているのでしょうか。③以前呼び出しに応じたところ、大勢の理事に2時間にわたって詰問されたり、また、部屋に鍵をかけられ暴力行為を受けたこともあるので、呼び出しの内容などを文書で問い合わせたのが「応じない」となるのでしょうか。④黒木氏退団によるダメージや損害が本当にあるのか、またそれがなぜ杉本さんの責任と言いきれるのでしょういか、また突然ベニヤ（合板）の楽器を渡されて楽器紹介をすることになれば、説明や対策を求めることは音楽家として当然のことではないでしょうか？（中略）
楽員の皆さんも、二人の仲間が早く戻って来られるように、どうか力強い応援をお願い致します。現在までの状況を報じた機関誌や、提出されている文書などを同封致します。これからも新しい情報は随時掲示板にてご報告致します。またご質問なども随時受け付けますので、どうか皆さんの良識ある公正な目で判断して頂いて、同じ音楽家の仲間をみんなで力を合わせて、これから先も同じような扱いを受ける楽員が出ないような「楽員を守る」体制作りをしていきましょう。
